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レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像

レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像

大好きな絵だった。1939年のミラノ展以降、フィレンツェのウフィツィ美術館を出た事がないイタリアの至宝が、まさか来日するとは。絵はこの一点だけだけど、これは見に行かないと。

「受胎告知」


この絵は右側やや下から見ると、本来の構図が見えると言われてる。絵の飾ってあった場所が、そういう角度で見られる場所だったんだろうと。で、右側からも見たんだけど、混雑してた事もあって、全然ゆっくり見れなかった。

マリアとガブリエルの衣類の立体感や質感の表現、奥行きを感じる風景なんか、やっぱり素晴らしいと感嘆としたけど、絵を堪能できる状況じゃなくて、今一感動出来なかった。残念。

あとはダ・ヴィンチの歴史や様々な研究資料なんかの展示。発明家、建築家、科学者、彫刻家、演出家、とても画家という枠に入るものじゃない。知ってる限り一番感謝すべき発明は、パスタのスパゲティ(麺)。

2007年6月17日

ダリ回顧展

ダリ回顧展

高一の美術の授業で手足が異常に長いファンタジックな絵を描いてたら、先生にダリの絵みたいと言われて、美術本を見たのが初めかな。

「手(良心の呵責)」
おおすげぇ絵だと思った。大きい手は自慰行為の暗示らしいけど、オナニーに対する呵責って単純な意味ではなさそうだし、何だろう。

「家具栄養物の離乳」
絵の人物はダリの乳母らしい。大きさ合わないけど、小さい家具は大きい画具に、大きい家具は乳母の体に入るようになってるんだと思う。

ダリにとって、母としては不十分で頼りない乳母と、母はなぜいない、そんな気持ちの表現だろうか。

「自らの栄光の中でマルガリータ王女を描くベラスケス」
王女のイメージが、花火のように描かれてる。広間に差し込む光の効果と、ドレスの表現がいい。


大きな絵に天使として描いたりと、ダリの奥さんであるガラへの愛情が一杯伝わってきたけど、なにか偏愛に近いものを感じる。ダリはガラに城を送り、その城でガラは別の若い男と暮らし、ガラは城に眠り、ダリは自分の美術館に眠った。

面白いなって思うけど、意外に感動する絵はなかった。「幻覚剤的闘牛士」は実物見てみたい。

2006年12月18日

プーシキン美術館展

ヒマな時にでもアップしようと、ためにためてた美術館シリーズを、一週間呑みに行かず毎日アップしてく試みの初日。

プーシキン美術館展

2人のロシア人実業家がパリを中心に収集したシチューキン・モロゾフ・コレクション。その中から50点が来日。入ってすぐルノワールの絵が飛び込む。やばい。

印象派
ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの庭で」
明るく淡いタッチで表現されてる。恋人や友人同士の平和な日常を切り取ったような絵。

モネ「ジヴェルニーの積みわら」
素晴らしい絵。手前の影によって奥の日の光が強調されて、暖かさを感じる。雲や木々の表現により本当に風がなびいてように見える。

モネ「白い睡蓮」
しばし釘付け。睡蓮の池の中に包み込まれるよう。生で見たのは初めてだけど、画像とは大違い。睡蓮の花がこんなにも華やかだったとは。水面から空間に花の華やかさが湧き出てる。

新印象派
セザンヌ「池にかかる橋」
新しい流れ。タッチと色の濃淡で、水面に写った木々を描き分けてる。

アルマン・ギヨーマン「廃墟のある風景」
全体のピンクと紫色を、中央の川と手前の鮮やかな植物で引き立ててる。色彩表現豊かな作品。

ポール・シニャック「サン=トロペの松の木」
これも素晴らしい。点描画の良さを堪能できる。ファンタジーで立体的、木や空の表現は秀逸で、デジタリックだが、それでいて暖かい。

象徴主義
ウジェーヌ・カリエール「母の接吻」
モノクロームの暗い落ち着いた色調の中、流れるように母と娘たちが溶け合ってる。心や魂の表現だろうか。

マティスとフォーヴィスム
アンリ・マティス「金魚」
部屋に入ってすぐ、この絵の動きと華やかさ。広がる色彩。思ってたより大きくて、思ってたより素晴らしい。ほんとに画像とは大違い。やっぱり絵画は生に限る。

動と静の表現、寒と暖の色、見事に調和した構図。金魚鉢を中心とした世界、生き生きとした生命力を感じる。素敵でずっと見てた。これはほんとに良い絵。有名になる訳だは。こんな絵を部屋に飾りたい。

フランス近代版画
エドゥワール・マネ「道化役者」
版画とは思えない版画。絵のようだ。7色刷り。

ポール・セザール・エルー「毛皮の帽子を被った女」
これも版画とは思えない美しさ。線の細さが印象的。

ピカソとキュビスム
アンドレ・ドラン「水差しのある窓辺の静物」
描かれてる部屋の中は前衛的。外の浮いてる動き無い雲が秀逸。

アンリ・ルソー「セーブル橋とクラマールの丘、サン=クルーとベルヴュの眺め」
空を飛ぶ物と、細やかなタッチで描かれた風景。ポップな印象。紅葉が良い。

パブロ・ピカソ「女王イザボー」
初期キュビスム。落ち着いた色合いで、とってもバランスがいい。憂いを感じる。妙に良い絵。

良い絵がたくさんあって、ほんとにレベルの高い展示会だった。金魚また見れるかな。

2005年12月18日

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